■神戸市立農業公園 神戸ワイン城

ブドウ農園とワイナリーの生産施設で構成
これに遊・食・学の滞在機能を組み合わせた
「プロダクト一体型」のファームパーク


 昭和59年(1984)10月に開園した「神戸市立農業公園 神戸ワイン城」は、わが国のファームパークの“老舗”で、当該業態の雛形となった事業である。このコンセプトは、ブドウ農園とワイナリーで構成された生産の場に、食+遊を核とする滞在機能を組み合わせた「公園的農作業場」づくりであった。
 広大なブドウ園の一部を使った用地は、ワイン生産関連施設と素朴な遊具、ふれあい牧場、神戸ビーフ館等で構成されている。基本は公園であり、入園者は自分なりの過ごし方で自由に楽しんでもらう。テーマパークのようなアトラクションはイベント開催時のみとなる。運営は、神戸市が整備、財団法人神戸みのりの公社が管理運営を手がける第3セクター方式。ワインの醸造、営業、販売もすべて公社が行っている。
 オープン5年後の平成元年(1989)前後が50万人と入場者数のピークを迎えるが、現在は25万人に落ち着いている。イベントを充実(定番化、親子訴求等)させて、安定した来場を確保している。

 「レジャーパークの最新動向」では:現在の集客への取り組みについて詳細を報告する。

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